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ネガティブブルー厨の愚痴だらけのスレ2
511 :名無しさん@えむちゃん:2010/12/15(水) 20:37:05 ID:QHhfEjNU
法や政治や歴史を学ぼう!と突き放した言い方をしたくはないけど、
ネットで過剰に主張される程の規制やネガティブさんが危惧する程の規制が
現実に行われ、それが「正義」とされる社会になる事は、
いくら何でも現実味に欠けると俺は思うよ

規制推進派の掲げる目標は「青少年の保護」と「健全な育成」であり、
特定の性的嗜好に関わる表現行為を規制する事こそがその手段として適当だと考えてる
確かに、一理はある。少なくとも、判断力未熟な青少年が適切な指導の下以外で
触れるべきではない書物というものは、事実としてあり得るのだから
でも、それはそうとしても、紙面媒体を含む表現行為を「公」が規制すればその目的が達成できるのか、
それが善きものか悪いものかを教え、考えさせるのが本来「公」のすべき事ではないか、
害悪というからには科学的根拠はあるのか、また、表現者の表現の自由はどうなるのか、
そしてどんなに規制を強めても、嘗ての「禁酒法」の様に人が求める欲求を抑える事は決して出来ないのではないか、
といった法学者や政治家や有識者による理性的な反対の声は多い
それらの声に比べれば、規制推進派の声は「道徳」や「宗教」に裏付けられた感情的な意見が目立つ
これらを全く軽視することはできないけど、些か、論理的とは言い難い

民主主義は究極的には多数決原理で世を治めるものだけど、
多数意見によって選抜された代表者が必ずしも民意に適う政策や法を創るとは限らない
歴史上、民主政下で創られた「悪法」や「悪政」というのは枚挙に暇がないし、
それらが後世に見直された例も決して少ない数ではない
そして今回の東京都青少年保護育成条例の改正案は
民主主義が最も実現すべきものである「一人一人が望むように生きる権利」に
明確に抵触するものであり、現憲法下では違憲と判断するに十分な根拠を有している

それに、俺は、人というのはある意味「自分の意地」で作品を創り上げたり
表現行為に及ぶ面があると思うから、たとえどんな規制があろうとも
あの手この手で表現する事を止めることはないと思っている
適切な例ではないかもしれないけど、古代ギリシアのソクラテスという人物は
社会的に腐敗した民主政アテナイにおいて学者や政治家の「無知」を指摘する事こそが
自分のすべき表現行為であると確信を持って行った
彼は、恐らく、その表現行為がアテナイの法の下に裁かれる可能性を十分自覚していたと思う
その後、彼は告訴され、最後は死刑を言い渡され、法の及ばない土地に
逃れる事が出来たにも関わらず法の下に死を受け入れる事を選び、その生涯を閉じた
彼の罪や名誉は彼の教えを受けた者達によって同じ民主政下で回復される事になるのだけど、
これこそが民主政や表現行為というものの最大の価値ではないかと思う
ソクラテスの表現行為と今回の改正の規制対象になる表現行為は全く違う質のものだけど、
自分が望む表現行為が他者の権利を害さないものであれば原則として
認められるべきものである事の違いはないし、いくら法の下に禁止されても
自分が表現したい欲求というものを法を理由に抑える事はできない事は共通するものと思う

だから、というには根拠としては弱いかもしれないけど、
たとえ改正案が通り、条文の拡大解釈や更なる規制条文が制定される世がこようとも、
人の表現する欲求というのは表現規制程度で止められるものではないし、
規制の問題点もいつか裁かれる日が来ると思う

ネガティブさんは悪い方悪い方に考えが向いやすい傾向にあると思う
楽観的にしか考えられない人よりはマシという見方もあるけれど、
「死にたい」や「絶望」といった元も子もない言葉を口癖にしてしまっているのは
道義上も精神衛生上もあまり良い事ではないと思うな…
先のソクラテスの弁を借りるなら、「知らない事は分からない」のだから、
今、抱いてる不安について「自分はどこまで知っているのか」と常に自省すべき面はある事は、
ネガティブさんに限らず誰もに言える事ではないかな
一人一人にそれを求めるのは酷かもしれないけど、
学ぶ事や反省する事をせずに批判や不満ばかりを口にしてしまうと、
考え方や思考が益々後ろ向きになってしまって
見えるものや理解できるものの幅が少なくなってしまうと思うよ

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